2021年8月12日木曜日

「難しい」と言ってはそれで終わり

 

仕事は難しいことが多いですね。お客様からは無理な要求をされ、社内ではハードルの高い目標が設定され、、、人も数字もなかなか思うようには動いてくれません。でも難しい状況に立たされた時に、「難しい」「無理」と言って諦めてしまったらそれで終わりです。何が難しいのか、どうしたら難しい状況から少しでも前に進むことができるのか、つまり直面している問題と解決のための選択肢をいつも考えるようにしましょう。


「いまちょうどピークで忙しいから来月からすぐにいれられる人いない?30代で5年以上の経験者、やる気があって、明るくて、コミュニケーション能力が高くて、ちょっとした図面修正もできて、1級施工管理持ってたらなおいいな。予算はほとんどないから50万以内で。あと、アーキで実績のない人はやめてね、信用できないから。」

「あ、、、はい。ちょっと難しいですね、、、」

すぐに思い当たる人はいないし、そもそもこの要件全てを満たせるような人なんてそう簡単に見つかるものではありません。確かに難しいですよね。でも、お客様は無理を承知でお願いしているのです。アーキだったら何とかしれくれるかもしれない、そう思って依頼してくれています。それに対して「難しいですね」で終わらせてしまったら契約することはできませんし、それ以降当社に期待してくれることもないでしょう。

お客様に人材要件を尋ねれば色々な項目を要求してこられます。でも必ずしも全てが満たされなければ採用しないというわけではありません。譲れるところと譲れないところが必ずあるはず。そこを少しずつ解きほぐしていきながら着地点を見出していきましょう。


たとえば「無理」ではなく「どうだったらできるか」を提示します

3ヶ月後からだったら

60代だったら

おとなしい性格の方だったら

2級施工管理保持者だったら

チャージ60万だったら

他社からのスカウトで新規採用だったら

 

その時に、お客様の懸念を打ち消す言葉が添えられたらなおいいですね

3ヵ月間はとてもフットワークのいい弱経験者を紹介できますので繋ぎでどうですか?

60代ですがとても柔軟性の高い方です

おとなしい性格ですがやるべきことはしっかりと理解して作業できます

現在は2級ですが半年後には1級取得を目指しています

60万ですが即戦力として活躍できます、工期の遅れを取り戻すことにも貢献できるでしょう

実績はないですが以前同じ現場で仕事をしていた当社技術者からはとても良い評判を聞いています


お客様の難しい要望に対して、難しいで終わらせたり、要望から逸れた提案をごり押ししたりするのではなく、あきらめずに少しずつ歩み寄る姿勢を見せることで、当社への信頼も期待もあがるはず。そのままでははまらないパズルのピースをどのようにはめるか。「難しい」の先に何を見せられるか、それが営業の腕の見せどころでもあり、企業間の信頼関係構築の第一歩です。


あとがき


①以前家族で川越に遊びに行った時の事。とあるうなぎやさんで食事をしていると、バナナマンのせっかくグルメという番組の取材依頼が!即答でOKするも、その時次男が食べていたのは鰻ではなく、コロッケのお子様ランチ(次男は鰻が苦手)
取材スタッフからは、「やっぱり鰻を食べていただかないと、、、、」
そしてオンエアされた映像がコレ。この日以降、彼は鰻を克服しました。

②私はかなりの甘党です。そんな私の和菓子ランキング1位が、鈴懸のいちご大福
大粒でジューシーな大粒いちごに上品なこしあんが薄く入っていて本当に美味しい。当然冬から春にかけてのいちごの時期にしか販売されないのだけど、この前伊勢丹に売っていた!!特別な夏品種のいちごを使ったらしい。その日15時前後に東京本社にいた人はラッキーだったね!